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続いて行われた8月22日の全体会議後半では、21日に行われた5つの分科会から代表者が登壇し、当日の議論の成果と課題を総括しました。全体会議には、政治対話を代表して松本健一氏(内閣官房参与 麗澤大学教授)、芮成鋼氏(中国中央テレビアナウンサー)、経済対話から福川伸次氏(財団法人機械産業記念事業財団会長、元通産省事務次官)、魏建国氏(中国国際経済交流センター秘書長、元商務部副部長)、メディア対話から高原明生氏(東京大学大学院法学政治学研究科教授)、喩国明氏(中国人民大学新聞学院副院長教授)、安全保障対話から山口昇氏(内閣官房参与、防衛大学校総合安全保障研究科教授)、楊伯江氏(中国国際関係学院教授)、そして地方対話からは、増田寛也氏(株式会社野村総合研究所顧問)、胡飛跳氏(中国医学科学院医学信息研究所研究員)が報告者として登壇しました。
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分科会報告の後には、主催者側から閉会の挨拶がなされました。その中で中国側主催者を代表して高岸明氏(中国日報社秘書長)は、本フォーラムの成功のために尽力した関係者に対して御礼を述べた上で、「私たちはこのフォーラムを通して、引き続き両国の有識者の知恵を結集し、アジアの繁栄に貢献したい」と語りました。そして、代表工藤は、「このフォーラムは2005年の日中関係が最も深刻な時期に生まれ、いま状況は一変しているが、こうして論理的に、建設的に議論できる日中間のプラットフォームとして定着してきた」とし、フォーラムの発展のために尽くしてくれたパネリストや支援者の皆様に対して改めてお礼を述べ、さらに、「来年は日中国交正常化40周年の記念すべき時。東京で、議論の力で困難を乗り越えて、アジアの未来を創り上げていきたい」として、今後さらなる発展のために尽力する覚悟を語りました。
その後、日中のメディア関係者が集まった上で記者会見が行われた後、「第7回北京-東京フォーラム」の全日程が終了しました。
カテゴリ: 22日全体会議
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